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睡眠時無呼吸検査

睡眠時無呼吸症候群 の検査について、当クリニックで実施可能な2種類の検査方法をご紹介いたします。これらの検査は、睡眠中の呼吸状態を詳しく調べ、適切な診断と治療につなげるために重要です。

簡易ポリソムノグラフィ (PMP-300EL)

簡易PSG PMP-300EL:
コンパクトに収納されて、自宅まで届きます

この検査は、自宅で行える比較的簡単な睡眠検査です。同居家族の情報 (いびきが大きい、呼吸が止まる) や診察・検査所見から睡眠時無呼吸症候群を疑った際、最初に行う検査となります。

  • 申込後1週間程度で、小型の検査機器が自宅まで送付されます。
  • 取扱説明書を見て、就寝時に装着します。
  • 鼻や指先にセンサーを取り付け、一晩、または二晩の睡眠中のデータを記録します。
  • 主に呼吸の状態、血中酸素濃度、心拍数などを測定します。
  • 翌朝、機器を指示された配送先に返却し、データを解析します。

簡易PSGを装着した様子:
鼻からのチューブと、
指先の酸素センサーを、
お腹の装置に接続するだけです。

普段の睡眠環境で検査ができるため、自然な睡眠状態を評価できます。また、比較的安価で、手軽に受けられます。具体的には、診療報酬点数は720点ですが、実際の自己負担額は保険の種類や負担割合によって異なります。たとえば、3割負担の方では、検査費用のみで2,160円となります。なお、実際の窓口での支払額は、診察料・処方料などが加わりますので、患者さんによって異なります。

終夜睡眠ポリグラフ検査 (スリーププロファイラーPSG2)

終夜睡眠PSG スリーププロファイラーPSG2:
簡易検査ほどではないが、
やはりコンパクトに収納されています

より詳細な情報が得られる精密検査です。簡易PSGで軽症~中等症と判断され、より精密な検査が必要な方に受けていただく検査です。

以前は入院が必須でしたが、技術の進歩と工夫により、自宅でも検査できるようになりました。

  • 頭部、顔、胸部などに多数のセンサーを装着します。
  • 呼吸状態、脳波、眼球運動、筋電図、心電図など、多くの項目を同時に測定します。
  • 簡易検査での項目(呼吸の状態、血中酸素濃度、心拍数) に加えて、睡眠の質や睡眠段階も詳しく評価できます。

終夜睡眠PSGを装着した様子:センサー数が多いですが、1人でも装着可能です

脳波の計測が追加されるため、その分装置もやや複雑になりますが、より詳細なデータが得られ、正確な診断が可能です。重症度の評価や、他の睡眠障害の診断にも役立ちます。
診療報酬点数は3570点ですが、実際の自己負担額は保険の種類や負担割合によって異なります。たとえば、3割負担の方では、検査費用のみで10,710円となります。なお、実際の窓口での支払額は、診察料・処方料などが加わりますので、患者さんによって異なります。

他に注意点など

睡眠時無呼吸症候群 (SAS) は適切な治療により、睡眠の質や日中の活動性が大きく改善する可能性があります。検査に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、あなたの健康と生活の質の向上のための大切なステップです。

検査の選択や費用に関してご不明な点がありましたら、遠慮なくご相談ください。保険適用の詳細や実際の自己負担額についても、個別に詳しくご説明いたします。

皆様の健やかな睡眠と、健康的な毎日のために、私たちがサポートいたします。

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